自転車旅フォトライター テツオのチャリバカ日記!

自転車で日本縦断、アメリカ縦断、東南アジア横断、ヨーロッパ周遊など、世界13ヶ国1万km以上を旅したテツオが自転車、旅、写真を通じて感じたことを発信します

自転車ってどうやって海外まで運ぶの?飛行機輪行のポイント・留意点を大公開!

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「自転車ってどうやって

海外まで持っていくの??」

 

海外自転車旅の話になると

必ず聞かれる質問だ。

 

実は、自転車を海外まで

持っていくのはそれほど難しくない。

 

気をつけるポイントと、

どのようなリスクがあるかを知っておけば、

でも海外自転車旅は可能だ。

 

 

「飛行機輪行」のススメ 

輪行とは、「公共交通機関を利用して

自転車を運ぶこと」をいう。

 

国内のツーリングでは鉄道を利用した

輪行が一般的だが、海外に行く場合は

飛行機輪行が必須となる。

 

飛行機に乗る際にスーツケースを預ける

と思うが、それと同じように自転車を

預けて運んでもらうことが可能なのだ。

 

自転車を運ぶ際のルールは

航空会社によって異なるため、

自分の利用する航空会社のルールを

事前に確認しておく必要がある。

 

 

「航空会社」「梱包」がポイント!

飛行機輪行においては、

「どの航空会社を選ぶか」

「どうやって自転車を梱包するか」

の2点がポイントとなる。

 

ポイント①:どの航空会社を選ぶか


〈規定サイズ/重量/料金の確認〉

航空会社によって、どのサイズで

何kgまでは無料、という規定がある。

 

例えば、JALの国際線(エコノミー)

の規定は以下の通り(2018年6月現在)。

 

 ・個数:2個

 ・1個あたりの重量:23kg/個

 ・3辺の和:≦203cm

 

上記の条件をすべて満たせば無料となる。

 

ただし、重量超過は1万円~、

サイズ超過は2万円、個数超過は2万円~。

 

自転車以外の荷物の個数、

サイズ等も考慮する必要がある。


〈信頼できる航空会社か?〉

 日本の航空会社は非常に丁寧に

荷物を扱ってくれることが多いが、

海外の場合は雑に扱われることも多々ある。

 

たとえ安いチケットがあったとしても、

あまりにも評判の悪い航空会社は

避けたほうが無難だ(荷物を投げられる、

紛失されるなどのリスク軽減のため)。

 

ただし、たとえ優良航空会社を

使用したとしても、

空港職員の荷物の取扱いが

雑な場合もあるので、

ある程度のリスクは

覚悟しておいたほうがよい。

 

ポイント②:梱包はどうする?

ここでは、飛行機輪行の梱包方法を

3つ紹介する。

 

〈1. 輪行袋(ソフトタイプ)〉

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電車での移動等に用いられる

オーソドックスなタイプの輪行袋

 

持ち運びが容易(軽い、小さい)だが、

袋が薄いため、衝撃に弱いのが弱点。

 

飛行機用にややクッションの入った

ソフトタイプもあるので、それがおすすめ。

 

〈2. 飛行機輪行用の輪行袋(ハードタイプ)〉

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61nJehqGJwL._SL1000_.jpg

www.amazon.co.jp

高級自転車を運ぶ際は

ハードケースの方が安全。

 

ただ、自転車旅の場合は

空港についたあとケースの置き場に困る。

 

あと、とても高価なので手が出ない。

 

〈3. 自転車用ダンボール・プラスチックケース〉

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/31wNmsker4L.jpg

自転車用のダンボールを利用する方法。

 

ダンボールであれば自転車屋さんに行けば

貰える場合もあるし、

同様の形のプラスチックケースであれば

Amazonで購入可。

 

以上3つ紹介したが、

私がやったことがあるのは

1(ソフトタイプ)と3(ダンボール)。

 

ハードケースの場合、

自転車で持ち運べないので、

インとアウトの空港が違うと不便

というのもあるし、

そもそも高価すぎるので選択肢から外した。

 

輪行時の注意点

飛行機輪行をする際に僕が注意していたこと。

 

・しっかり保護する

私の場合、雑に扱われても良いように、

壊れやすいパーツはクッション材で

保護していた。

 

また、輪行袋の中に荷物を詰め込んで

クッション材代わりにしていた

(荷物の個数も減らせるので一石二鳥)。

 

・タイヤの空気を抜いておく

気圧の変化によってタイヤが

バーストすることがあるらしく、

念のため自転車の空気を抜いていた

(抜き忘れた時も問題なかったが、

抜いておいたほうが無難)。

 

・大切に扱ってもらえるようにアピールする

袋に「Flagile(壊れやすい)」と大きく記載する、

どちらが上かわかるようにする、

自転車の絵を書いて中身が

わかるようにする、など、

とにかく大切に扱ってもらえるよう

あらゆる手を尽くす。

 

・規定サイズ・重量・個数を満たしているか

会社によって規定が異なるので要注意。

 

規定を満たしているのに

(スタッフが理解しておらず)

料金を取られそうになることもあるので、

事前に規定の内容をよく確認しておくこと。

 

特に、海外では遠慮せずに

はっきり伝えることが重要。

 

・持ち込み不可の荷物がないか

自転車ツールの中には

持ち込めないものもある。

スプレーやガスボンベは

持ち込めないので要注意。

 

・早めに空港に行く 

通常の旅行より不確定要素が多いため、

早めに空港に着いておいたほうがよい。

 

例えば、持ち込み不可のモノを

袋に入れてしまった、

サイズや重量がオーバーしてしまった、

などの場合、詰めなおしたりする

時間があると安心。

 

・トラブルは起こって当然と考える

どれだけ注意して対策を講じても

トラブルは起こるもの。

 

起こってしまった時は、

トラブルを楽しむくらいの気持ちで

いたほうが精神衛生上よい。

 

私の場合、アメリカに行ったときは

経由地のサンフランシスコで

自転車が行方不明になり、

目的地のロサンゼルスで自転車を

受け取れなかったことがある。

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(「荷物紛失してすみません」の書類。

翌日空港に届いた)

 

また、タイに行ったときは

飛行機輪行の際に、クイックリリースという

ホイールの軸部分のパーツが

折れて出てきたこともあった。

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このときはバンコク自転車屋さんを

駆けずり回って、なんとか同じパーツを

タダで譲ってもらうことができた。

 

予算や装備の量の範囲内で

防げるトラブルは防ぎつつも、

起こってしまったトラブルは

「良い経験」と捉えて

楽しむくらいの心持ちがあると、

自転車旅を楽しめると思う。

 

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