みんなが同じ働き方をする時代から、多様な生き方を受容する社会へ
今までは、みんな同じ時間に会社に行き、同じ場所で働き、みんなで残業し、みんなで昇給していった。
それでみんな幸せになれたし、先人達がガムシャラに働くことで日本社会の高度経済成長を支えたのは事実だ。
しかし、そんな働き方は、もう過去のものになりつつある。
がっつり働く人ももちろん必要だが、仕事だけでなく、家族との時間を大切にしたい、という人も多い。
会社で働くだけが選択肢でもない。
独立してフリーランスで働く人、副業する人、会社を立ち上げる人、働かない人。
いろんな生き方があってよい。
そんなことに気づいたのは、学生時代に自転車旅をしていた時だ。
旅先で本当にいろんな生き方をする人に出会った。
何年も自転車で日本中を旅して、今まさに自転車でオーストラリアを横断している人。
夫婦2人と赤ちゃんの3人で、フランスからトルコまで自転車旅をしている人。
アメリカのキャンプ場で出会った、自由気ままにあちこちを旅するヒッピー2人組。
フランスに空手を教えにいったら、
いつのまにか武術の腕を見込まれ
現地で働く用心棒になって、
最終的に、とある日本企業の現地法人社長に
まで登りつめた人、などなど。
こんな生き方もありなんだ!
そう気づかせてくれたのは旅だった。
旅は、私に「多様性」という気づきを与えてくれた。
だからこそ、私は現在会社で働いているが、それだけが全てではないと知っている。
いや、旅で出会った人、遭遇した出来事、見てきた風景が、私の先生だった。
だからこそ、私はこの日本が多様な働き方を尊重する社会であってほしいと願っている。
でも、誰もが多様な働き方を受け入れられる訳ではない。
短時間勤務をするお母さんは、肩身の狭い思いをして働いているかもしれない。
満員電車で会社に行くのは嫌だと言っても、在宅勤務を認めてくれる会社はまだまだ少ない。
「今まではみんな会社にきてちゃんと働いていたのに、早く帰るなんて、わがままだ!」
「在宅勤務するとサボるかもしれない。周りの人が電話を代わりにとらないといけない。迷惑だ!」
いろんな反対理由がある。
でも、それって、今の状況で困っていない多数派の意見だ。
しかし、フルタイムで会社にコミットする働き方しか知らない人にとっては、そうじゃない働き方をする人の考えを理解できない。
それは、知らないからだ。
知らなければ、受容することはできないのだ。
実は、多様性を実現するには、多様性を受容できる環境づくりが欠かせない。
Diversity & Inclusion(多様性の受容)という考え方だ。
受容するには、まずは異なるものを知ることが大切である。
異なるものを知るというのは、まさに旅そのものなのだ。
見たことのない場所にいく。
知らない人と出会い、話をする。
やったことのない新しいことを経験する。
そういった、「知る」という行為が、自分の中に新たな価値観を生み出す。
そんな考え方があるんだ!
そんな生き方があるんだ!
こんな場所があるんだ!
こんな文化があるんだ!
その繰り返しが、多様性を受容する素地を作り上げていく。
多様性を受け入れられる人が少しでも増えていけば、多様な生き方が受容される社会に少しでも近づく。
私は、旅を通じて新たな気づきを得る人が少しでも増えてくれたら嬉しい。
私自身も、もっともっといろんな所にいって、いろんな経験をして、価値観を広げていきたい。
この日本が、誰にとっても生きやすい、よりよい社会に近づくために。
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