自転車旅フォトライター テツオのチャリバカ日記!

自転車で日本縦断、アメリカ縦断、東南アジア横断、ヨーロッパ周遊など、世界13ヶ国1万km以上を旅したテツオが自転車、旅、写真を通じて感じたことを発信します

カンボジアで人の死に直面した話

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カンボジアは急速に経済発展しており、

一昔に比べれば国力も随分

上がってきているとはいえ、

まだまだ日本の常識では考えられない

危険な場面がある。

 

タイからカンボジアに入国し、

車の上に人を載せて100キロの速度で

ぶっ飛ばす光景を目の当たりにして

度肝を抜かれた。

 

 

日本で車の上に何十人も乗っていたら

速攻で警察に捕まるが、この国では

交通法規がまともに機能していないらしい。

 

日本にいると、大部分の国民は

法律をキチンと守っているし、

基本的な交通ルールは当然理解している。

 

万が一ルールを破った場合は法律に則り処分される。

 

交通ルールは守らないとだめだよ、

守らないとこんなに危険なことがあるよ、

と学校や教習所で教えてくれる。

 

そういった社会の一つ一つの取り組みの

積み重ねが国民の安全につながっている

 

私がカンボジアを自転車で走った1週間で、

2回交通事故を目撃した。

 

1回目はカンボジアに入国して2日目のことだ。

道の先に人だかりができていた。

 

なんだろうと思い近づくと、

車が半分にぐしゃっと潰れて

荷物が周囲に散乱している。

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運転席は完全に潰れている。

 

おそらく運転手は亡くなっているだろう。

 

この光景を目の当たりにして背筋が

ゾッとしたことを今でもよく覚えている。

 

自分もいつか巻き込まれるかもしれない

思うと生きた心地がしなかった。

 

 

それから3日後。悪夢は再び起きた。

 

道の先に、また人だかりができている。

 

嫌な予感がしたが、そのまま進んでいくと、

潰れた自動車と大破した原付きが転がっている。

 

原付きの運転手は倒れていて、びくともしない

親族だろうか、被害者に駆け寄り泣き叫ぶ人がいる。

 

原付きの運転手と思しき人は、

 

 

 

 

首が半分取れていた

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後にも先にも人の首が取れているのを見たのは

これだけだ。

 

亡くなった人は、他の殆どのドライバーと同様、

ヘルメットをしていなかった

 

 

 

命の軽さ、という言葉が頭に浮かんだ。

 

 

 

私はたった1週間しかいなかったが、

2回も人が亡くなった現場に遭遇した

 

これは偶然とは思えなかった。

 

 

 

日本の警察はあちこちで取締をしているし、

ノーヘルで運転していればすぐ捕まる。

 

車検制度も整っているし、免許制度もしっかりしている。

 

面倒に感じることもあるかもしれないが、

だからこそ安全な社会が保たれている。

 

当たり前で忘れてしまいそうなことだが、

何気ない日常を生きられることへの

感謝の気持ちを忘れてはいけない

 

そう感じた出来事であった。

 

 

追記:

※念のため書いておくが、

カンボジアが劣っている、という

ようなことを言いたい訳ではない。

 

カンボジアにはカンボジアの良さが、

日本には日本の良さがある。

 

ただ、我々が当たり前と思っていることが

世界では必ずしも当たり前ではない、

ということを忘れずにいたいという

自戒の念を込めてこの記事を書いた。

 

 

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